※以前書いた内容を、読みやすくリメイクしました。

使える英語にするためには心構えが大切です。
今の勉強が使える英語につながるか、
試験のための英語で終わってしまうか分かれてしまうからです。

英語を使えるようになるメリットは、
・進学や就職に有利
・国際的な仕事につける/お給料アップ
・外国の人とコミュニケーションがとれるようになる
・新しい自分を発見できる
など考えればたくさん出てきます。

「英語は使えるようになりたい！」
今の生徒は十中八九こう言います。

でも一生懸命に英語の勉強に取り組んでも、「使える英語」を身に付けられるとは限りません！英語を勉強する「心構え」や、「目的」が途中からすり替わってしまうことが多いからです。



身近な英語教育として学校以外にどのようなものがあるでしょう？
・英検、TOEICなどの試験
英検は学校でも推奨。聞く、読む、書く、話す能力を測定してスコア化。日本の学校教育のレベルと結び付けているので、受験しやすい。TOEICはビジネス中心のテーマで聞く、読む、書く、話す能力を測定してスコア化。

・英会話スクール
日本に住む英語を話す外国人が、日常会話やビジネスシーン別によく使う表現などを教えてくれる。話すことが中心。

クラスの友達が受験していたり、駅前にあったりするのでアクセスしやすくて人気です。英語力の基本も身に付きます。


しかし、デメリットもあります。

・英検やTOEICのデメリット
⇒高校入試や大学入試で有利だから、”点数を取ることが目的”で勉強する。
⇒テストを終えたら使わない
⇒結局、使えない英語になる

・英会話スクール
⇒日本人にフレンドリーな外人講師としか話さない
⇒話のスピード、話す間、話題を合わしてもらっている違和感を忘れてしまう
⇒いつしか”続けることが目的”になってしまう
⇒お金をかけたけど、実用性あるのかな？と思い始めて、辞めてしまう。



では、デメリットを克服して、ちゃんと将来使える英語にするには、
「目的がすり替わらない」ためにはどう考えればいいでしょうか？

私は、英語学習の目的を
「外国人の友達を１人作ること」
に置き換えてあげるとよい、と説明することが多いです。

・同じクラスの日本に来たばかりで日本語が不自由な外国人とか、
・ボランティアに参加したときにすごく親切にしてくれた外国人とか、
・日本で勉強したいと言っている外国人とか（メールやチャットでのやり取りがメインになりますが）、
・サッカーやテニスの外国人コーチとか、
そういう自分に身近な、具体的な人でないといけません。

英語はコミュニケーションのツールの一つだから相手があって初めて成り立ちます。
話したい相手、もっと仲良くなりたい相手、助けてあげたい相手がいるから、わかりやすく説明できるように単語を覚えようとか、相手のカルチャーについて学ぼうとか、発音をきれいにしてあげようとか、思うのです。
「その人のためだから勉強する」のです


「その人のためだから」と思って、英検を受ける人はいないでしょう（笑）英会話スクールは相手がいますが、お金を払っていることを考えると、「先生のために自分の英語をブラッシュアップしよう！」とはなかなか思いませんよね？
だから使える英語にできず挫折してしまう人が多いのです。

もう一度言います。よろしいですか。

その人のために、英語を勉強するのです。


そのために必要なスキルを身に付けるにあたって、
英検やTOEIC、英会話スクールは抜群に良い学習環境です。
間違いありません！


まとめます。


英語学習を通じて「使える英語」にするためには、
「外国人の友達を具体的に１人作ること」
を目的にしてください。

全然そういう人が周りにいないのであれば、是非、ボランティア活動（外国人はボランティア好き）やカルチャークラブ（日本を知りたい外国人が多い）の活動、最近ハードルが下がってきた短期留学/ホームステイなどで、環境を変えてあげることを検討してみてください。そこまで、やってはじめて「使える英語」が身に付きますし、英語教育に投資したお金が意味あるものに変わるのです。


世界中に友達を作れること、これが生き抜く力になっていきます。


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