
「高校受験は、まだ先の話だから……」
中学1年生・2年生のお子さまがいるご家庭では、そう感じている方も多いかもしれません。
一方で、定期テストの点数が下がってきたり、家でなかなか勉強しなかったりすると、「このままで大丈夫かな」「そろそろ塾を考えた方がいいのかな」と気になることもあるでしょう。
中3になってから本格的に受験勉強を始め、学力を伸ばすこともできます。ただ、中学校の勉強は、前の学年で習った内容を土台にして進んでいきます。分からないところを残したままにすると、受験勉強と並行して中1・中2の復習にも取り組む必要が出てきます。
そして、京都で高校受験を考えるご家庭には、もう一つ知っておいていただきたいことがあります。
京都府の公立高校入試では、2027年度入試からの新制度でも、共通枠の選抜に中1・中2の通知表の評定が使われます。
今の学年での学習も、高校受験につながっているということです。
※選抜方法によって評価資料は異なります。また、現在の中1・中2が受験する年度の詳細は、今後公表される要項をご確認ください。
だからといって、今から難しい受験問題を解いたり、志望校を一つに決めたりする必要はありません。
まずは今の学力を把握すること。無理なく勉強を続けられるようにすること。そして、どんな高校があるのかを知ること。
今回は、花山中・音羽中・安祥寺中・山科中の中学1・2年生のご家庭に向けて、今から取り組める3つの準備をご紹介します。
① 学校ワークを使って「今の学力」と「苦手」を見えるようにする

高校受験に向けて最初に取り組みたいのは、今どこまで理解できていて、どこでつまずいているかを把握することです。
そのために、特別な問題集を新しく買う必要はありません。まずは学校で使っているワークや問題集を活用してみてください。
学校ワークは「解いて丸つけをしたら終わり」にしない
学校ワークを進めるとき、問題を解いて丸つけをし、間違えたところに赤ペンで答えを書いたら次のページへ……という勉強になっていませんか?
この方法だと、ワークは進んでも、解けなかった問題がそのまま残ってしまうことがあります。
そこでおすすめしたいのが、問題を3つに分類する方法です。問題を解いて丸つけをしたら、問題番号の横に次の印をつけます。
- A:自分の力で正解できた問題
- B:間違えたけれど、解説を読めば理解できた問題
- C:解説を読んでも分からなかった問題
例えば、数学の学校ワークを2ページ解いて、Aが8問、Bが4問、Cが2問だったとします。
この場合、次に取り組みたいのはBの4問とCの2問です。できなかった6問を優先することで、何を復習すればよいかがはっきりします。
Aは基本的に理解できている問題です。
Bは解説を閉じて、もう一度自分の力で解き直します。Cは教科書の例題に戻ったり、学校や塾の先生に質問したりして、まず解き方を確認します。
特に注意したいのがBの問題です。
解説を読んで「なるほど、分かった!」と思っても、何も見ずに解けるとは限りません。
BをAに変えることが、「わかる」を「できる」に変える練習です。
当校が大切にしている「わかる→できる→なれる」という考え方にもつながります。
また、この印は普段の勉強だけでなく、定期テストの振り返りにも使えます。
間違えた問題をBとCに分け、関連する単元を学校ワークで確認する。翌日や数日後にもう一度解き直すことで、理解が定着しているかを確かめられます。
テスト前には、BやCの印がついた問題を中心に復習すれば、限られた時間も有効に使えます。
家庭では、ワークを何ページ進めたかだけでなく、「BやCの問題はあった?」「前より解けるようになった問題はある?」と聞いてみてください。
勉強の量だけでなく、中身にも目を向けるきっかけになります。
英語と数学は、前の学年まで戻って確認する
英語と数学は、これまでに習った内容を使いながら新しい単元を学ぶことが多い教科です。
例えば、中2で連立方程式を勉強しているときに、実は中1の一次方程式でつまずいていることがあります。
英語でも、be動詞と一般動詞の使い分けがあいまいなまま、過去形や助動詞などの学習に進んでいる場合があります。
そんなときは、前の学年の基本問題まで戻って確認することが大切です。
中2のお子さまなら、まず次のような内容を確認してみてください。
【数学】
- 正負の数の計算
- 文字式の計算
- 一次方程式の解き方
【英語】
- be動詞と一般動詞の使い分け
- 疑問文・否定文のつくり方
- 過去形を使った英文
教科書や学校ワークから基本問題を数問ずつ選び、何も見ずに解いてみます。
ここでもA・B・Cの印が役立ちます。Cの問題が多かった単元は、基本から確認する必要がありそうです。
以前に習った問題が解けなくても、がっかりする必要はありません。今の段階で見つかれば、復習する時間を確保できます。
「もう習ったはずなのに」と考えるより、「どこまで戻れば解けそうかな」と声をかけてみてください。
つまずいた場所が分かれば、次に何をするかも決めやすくなります。
次のテストまでに「できるようにすること」を決める
苦手が見えてきたら、次は目標を決めます。
例えば、「数学で80点を取りたい」という目標を立てたとしましょう。それだけでは、今日何をすればよいのか分かりません。
そこで、点数の目標と一緒に、具体的な行動も決めます。
- 一次方程式の基本問題を、解説なしで解けるようにする
- 英語の疑問文を、自分で5つ書けるようにする
- 学校ワークでBだった問題を、週末にもう一度解く
このように、できるようにしたいことを小さく分けると、日々の勉強に取り組みやすくなります。
最初は一つの教科、一つの単元でも構いません。
週末には、予定どおりに勉強できたかだけでなく、以前は解けなかった問題に正解できるようになったかを確認します。
結果だけでなく、そのために取り組んだことにも目を向けてあげてください。
小さな「できた」を重ねることが、次の学習につながります。
② 中1・中2のうちに「勉強が続く仕組み」をつくる

苦手なところが分かっても、勉強が続かなければ、なかなか成果にはつながりません。
一方で、今まで家庭学習の習慣がなかったお子さまに、いきなり長時間の勉強を求めても、続けるのは簡単ではありません。
まずは「いつ・何を・どこまでやるか」を決めて、少しずつ習慣をつくるところから始めます。
テスト2週間前から、学校ワークの使い方を変える
定期テスト前に学校ワークを進めていると、提出期限が近づいて、答えを埋めることで精いっぱいになる場合があります。
学校ワークは期限内に提出することが前提です。提出状況や日々の学習への取り組みは、学校での評価にも関わります。
そのうえで、理解を深めるための復習時間も確保したいところです。
おすすめは、テストの1週間前までにワークを一通り終え、残りの時間を解き直しに充てる進め方です。
【テスト14日前〜8日前】
テスト範囲の学校ワークを進めます。A・B・Cの印をつけ、分からない問題を確認しておきます。
【テスト7日前〜4日前】
B・Cの問題を中心に解き直します。解説を読んで理解できた問題も、何も見ずに解けるか確認します。
【テスト3日前〜前日】
何度も間違えた問題を中心に最終確認します。暗記が必要な内容も、覚えただけで終わらず、問題に答えられるか試します。
もちろん、学校ワークの量やテスト範囲によっては、2週間では足りないこともあります。その場合は、学校で習ったところから日々少しずつ進めておきましょう。
この方法なら、問題を解く時間と、できなかった問題を復習する時間を分けられます。
テストが近づいてから進み具合を確認するだけでなく、「今週はどこまで進める予定?」と早めに聞いてみるとよいでしょう。
当校でも近隣中学校のテスト日程や範囲を確認しながら、学校ワークの見直し、弱点単元の復習、問題演習などに取り組んでいます。
まずは15分。「いつやるか」と「何をやるか」をセットにする
家庭学習の習慣がない場合は、1日15分から始めるのも一つの方法です。
例えば、次のように決めます。
- 夕食の支度が始まったら、数学のB問題を3問解き直す
- お風呂から上がったら、英単語を10個確認する
- 夕食後に食器を片づけたら、学校ワークを1ページ進める
ポイントは、普段の生活の中にある行動を、勉強を始める合図にすることです。
毎回「いつ勉強しよう」「何をしよう」と考えなくても、決まった流れで始めやすくなります。
勉強した日はカレンダーに印をつけるなど、取り組んだことが見えるようにしておくのもおすすめです。
1週間続いたら、無理のない範囲で時間や内容を調整します。もちろん、15分は習慣づくりの入り口です。学年や目標、宿題の量に合わせて、必要な学習時間は確保していきます。
毎日予定どおりに進まなくても、翌日から再開すれば大丈夫です。
「今日は何をする予定?」とお子さまに聞き、自分で考える機会をつくってみてください。
少しずつ、自分で勉強を始められる状態を目指します。
家で続かないときは、勉強する環境も見直す
家庭で勉強が進まない理由は、一つとは限りません。
スマホやゲームが気になることもあれば、分からない問題が多く、何から始めればよいか判断できないこともあります。
まずは勉強する場所や時間を決め、机の周りを整理するなど、家庭でできる工夫を試してみましょう。
それでも続かない場合は、勉強する環境そのものを変えることも選択肢になります。
例えば、質問できる相手がいることや、学習の進み具合を確認してもらえることは、自分だけでは勉強を進めにくいお子さまにとって助けになります。
s-Liveきょうと山科校では、一人ひとりの理解度に合わせた指導に加え、自習への対応や通い放題コースも用意しています。
通う回数だけでなく、どのくらいの頻度で、何を勉強するのがお子さまに合っているかを考えることが大切です。
家庭だけで学習計画を立てたり、苦手な問題を整理したりするのが難しい場合には、外部の力を借りることも検討してみてください。
③ 偏差値だけで決めない。自分に合った高校を見つける準備を始める

中1・中2のうちから取り組める高校受験の準備は、勉強だけではありません。高校について知ることも、今から始められます。
京都には、さまざまな特色を持つ公立高校・私立高校があります。
学力や偏差値は志望校を考える大切な目安ですが、お子さまがどんな高校生活を送りたいのか、何を学びたいのかも一緒に考えておきたいところです。
同じくらいの偏差値でも、学校の特色は違う
高校によって、教育方針や学科・コース、授業の進め方、学校生活には違いがあります。
大学進学に向けた学習を重視する学校もあれば、専門的な分野を学べる学校もあります。部活動や学校行事、探究活動などに特色を持つ学校もあります。
気になる高校が見つかったら、まずは次の5つを調べてみてください。
- 教育方針・学校の特色:どんな力を伸ばすことを大切にしているか
- 学科・コース:興味のある分野を学べるか
- 卒業後の進路:大学進学や専門学校、就職などの状況
- 学校生活:部活動、行事、校則、学校の雰囲気
- 通学環境:毎日無理なく通える距離や時間か
例えば、部活動を頑張りたいお子さまなら、希望する部活動の活動状況に加えて、勉強と両立しやすいかも確認したいところです。
大学進学を考えている場合も、合格実績だけでなく、どのような授業や進路指導が行われているのかを知ることが役立ちます。
まだ将来の目標が決まっていなくても、気になる学校を2〜3校見つけて、特色を比べるところから始められます。
「どこなら行けそう?」という話だけでなく、「この学校のどんなところが気になった?」と聞いてみてください。
お子さま自身の興味が、高校選びの大切な手がかりになります。
学校説明会では、お子さま自身の感想を大切にする
学校のホームページやパンフレットは、高校を知るための基本的な資料です。
さらに詳しく知りたい場合は、学校説明会やオープンスクールも活用できます。
実際に学校を訪れると、施設や生徒の様子、先生方の雰囲気など、資料だけでは分かりにくいことを確かめられます。
参加する際は、事前に知りたいことを2〜3個決めておくと、見学の目的がはっきりします。
例えば、宿題の量、授業の特色、部活動の活動日、進路指導の内容などです。
見学後は、お子さまに感想を聞いてみましょう。
「授業内容がおもしろそうだった」「部活動が楽しそうだった」「通学するには少し遠いかもしれない」
こうした率直な感想を学校ごとにメモしておくと、後から比較しやすくなります。
保護者が魅力を感じる学校と、お子さまが通いたいと思う学校が違うこともあるでしょう。
その違いも含めて話し合うことが、納得できる進路選びにつながります。
なお、説明会やオープンスクールの対象学年、開催日、参加方法は学校によって異なります。各学校の公式情報をご確認ください。
高校選びでは、新しい情報を確認する
学校選びでは、情報の新しさも大切です。
高校の学科・コースや募集内容、入試制度は変更されることがあります。
京都府の公立高校入試も、2027年度入試から新しい制度に変わります。これまでの前期選抜と中期選抜が一本化され、新しい前期選抜には独自枠と共通枠が設けられます。
こうした変更があるため、過去の評判や以前の入試情報だけで判断せず、各学校や教育委員会が公表する情報を確認することが必要です。
入試制度の詳細は、京都市教育委員会の「令和9年度入学者選抜について」で確認できます。
そして、正しい情報を知ることと同じくらい大切なのが、その情報をどう進路選びに生かすかということです。
今の学力、本人の希望、学校の特色。それぞれを照らし合わせながら、候補となる高校を考えていく必要があります。
学習のことも、進路のことも。私が直接お話を伺います
ここまでご紹介した3つの準備は、ご家庭でも少しずつ始められます。
ただ、実際には苦手な単元を見つけるのが難しかったり、勉強の計画が続かなかったり、志望校の選び方に迷ったりすることもあるでしょう。
そんなときに、学習と進路の両方について相談できる場所があると心強いものです。
一人ひとりの学習状況を直接見ながら、必要な勉強を考える
s-Liveきょうと山科校では、私が生徒一人ひとりの学習状況を直接把握しています。
授業でも直接指導に入り、テスト結果や家庭学習の様子を見ながら、次に何を勉強するかを一緒に考えています。
例えば、数学の点数が伸び悩んでいる場合。計算の基本に原因があるのか、文章題の考え方につまずいているのか、時間配分に課題があるのかによって、必要な学習は違います。
英語が苦手な場合も、単語が覚えられていないのか、文法が理解できていないのか、英文を読む練習が不足しているのかを確認します。
一人ひとりの状況に合わせて、必要な学習を組み立てていきます。
私が大切にしている「わかる→できる→なれる」の先にあるのは、必要なときに自分の力で問題を解き、自分で学習を進められる状態です。
授業を受けるだけでなく、家庭で何をするのか、次のテストまでにどんな勉強が必要なのかも一緒に考えます。
最終的には、自分で課題を見つけ、目標に向かって学習を進められるようになってほしいと思っています。
学習塾で約30年。経験と新しい学校情報を進路指導に生かす
私は学習塾の現場に立って約30年、これまで15,000時間を超える授業・学習指導に携わってきました。
その経験を通じて大切にしていることの一つが、お子さまと高校のミスマッチをできるだけ少なくすることです。
高校受験では、学力や合格の可能性を考えることが必要です。同時に、学校の特色やお子さま自身の希望にも目を向けたいと考えています。
入学後にどのような学びがあるのか。学校生活は本人に合いそうか。その先の進路には、どのような選択肢があるのか。
そうしたことまで考えながら、高校選びをお手伝いしたいと思っています。
また、各高校の説明会にも参加し、学校の特色や入試に関する情報を更新するよう努めています。
長くこの仕事を続けてきたからこそ、以前の情報だけで判断しないようにしています。
そして、日頃から学習状況を見ている私自身が進路相談にも対応します。
成績の数字だけでは分からない、お子さまの得意なこと、苦手なこと、取り組み方や希望も踏まえて、一緒に考えていきたいと思っています。
「そろそろ塾を考えようかな」と思ったら、まずは無料学習相談から
花山中・音羽中・安祥寺中・山科中の中学1・2年生のご家庭で、勉強や高校受験について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
無料学習相談では、現在の学習状況や定期テストの結果、家庭学習の様子、今後の目標などについてお話を伺います。
例えば、次のような内容です。
- 学校ワークをやっているのに、なかなか点数につながらない
- 家で勉強する習慣をつけたい
- 苦手科目をどこから復習すればよいか知りたい
- 今の成績や本人の希望に合う高校を考えたい
現在の学習状況を確認したうえで、どこから取り組むとよいか、どのような勉強方法が合っていそうかを一緒に考えます。
また、実際の教室の雰囲気や学習方法を知っていただくための無料体験もご案内しています。
まだ入塾を決めていなくても、志望校が決まっていなくても構いません。
まずは今のお子さまの状況を整理するところから始めてみませんか。
そして、ご家庭でも一つだけ、試していただきたいことがあります。
今週は、学校ワーク1ページにA・B・Cの印をつけてみる。
そんな小さな一歩からでも、高校受験に向けた準備を始められます。
勉強の進め方や高校選びについて迷うことがあれば、私と一緒に考えていきましょう。
個別指導塾s-Liveきょうと山科校
塾長 田谷 智紀
s-Liveきょうと山科校|無料学習相談・無料体験のご案内
中学1・2年生の勉強方法、定期テスト対策、高校受験、志望校選びについて、塾長が直接お話を伺います。
無料学習相談をご希望の方
お問い合わせフォームの「お問い合わせ区分」で「ご質問」をお選びください。備考欄に「学習相談希望」とご記入いただくと、ご相談の目的が伝わりやすくなります。
無料体験をご希望の方
お問い合わせ区分で「無料体験」をお選びください。
電話番号
075-644-4355
教室所在地
京都市山科区厨子奥若林町60-1 松本ビル2階
お問い合わせフォーム
きょうと山科校のお問い合わせはこちら
ご相談や無料体験の日時については、お問い合わせ時にご案内します。