小5から考える中学受験|集団塾以外の進め方と、標準校・中堅校を目指す学習計画

2026-08-01

京都市山科区で、小学5年生のお子さまの中学受験を考え始めた。けれど志望校はまだ決まっていない。大手の集団塾に入れるべきなのか、それとも今の生活を大きく変えずに進める方法があるのか、判断がつかない。

そういうご家庭が、ここ数年で確実に増えています。私立中学校の先生からも、「以前はこの小学校からの受験者はゼロだったのに、最近は毎年数名出るようになった」という話を聞くようになりました。

一方で、こんな声もよくいただきます。

「小5から始めるなんて、もう遅いのではないですか」

早くから準備してきたご家庭に比べれば、確かに出遅れています。それは事実です。ただ、志望校と現在の学力によっては、ここから間に合うこともあります。逆に、間に合わないこともあります。その判断は、お子さまの現在地を見ないままではできません。

この記事は、s-Liveきょうと山科校が小学5年生の中学受験をどう考え、どう進めているかをまとめたものです。読み終えたときに「うちの子の場合はどうだろう」と考える材料になれば十分です。


1.受験するかどうか決める前に、ご相談いただけます

「まだ受験すると決めていないのに、塾に相談してもいいのでしょうか」

これは初回相談でいちばん多く聞かれることです。

結論から申し上げると、決める前だからこそ相談する意味があります。中学受験をするかどうかは、次の三つが分からないと判断できないからです。

  • 通える範囲に、お子さまに合いそうな学校があるか
  • 現在の学力から、その学校までにどれくらいの距離があるか
  • その距離を埋めるために、週にどれくらいの時間が必要か

この三つを整理せずに「受験する/しない」を決めるのは、地図を見ないで目的地を決めるようなものです。

当校の教育相談は無料です。相談を受けたからといって、その場で入塾を決めていただく必要はありません。相談の結果、「今回は中学受験をしない」という結論になるご家庭もあります。それも一つの答えだと考えています。


2.中学受験のメリットとデメリットを、最初に必ずお話しします

当校では、中学受験の相談で最初に必ず伺うことがあります。

「本当に中学受験をされますか」

塾としては、受験する方向に話を進めたほうが都合がよいはずです。それでもこの質問から始めるのは、中学受験には得るものと失うものの両方があり、それを知らないまま走り出すご家庭を見てきたからです。

教育環境と授業のレベル 私立中学校には、それなりに準備をして入学してきた生徒が集まります。クラス全体の学習レベルが揃うため、授業を進めやすい。学校側のサポート体制も整っています。

高校入試の負担が軽い 多くの場合、そのまま系列の高校に進学します。中学3年間を高校受験に費やさずに済むぶん、部活動や資格取得、探究的な学習に時間を使えます。

経験の幅 修学旅行が海外という学校もあります。英検などの資格取得を学校がサポートする体制も一般的です。公立中学校では得にくい経験があるのは確かです。

高校の選択肢は、むしろ狭くなります これは正直にお伝えしています。中高一貫校に入ると、原則としてその系列の高校に進みます。高校受験をする場合は、公立高校も高校からしか募集しない私立高校も選べる。選択肢の数だけで言えば、高校受験のほうが圧倒的に多いのです。

経済的な負担 学費だけでなく、教材費、制服代、修学旅行費、通学定期代がかかります。6年間の総額で考える必要があります。

受験勉強そのものの負担 中学受験の算数には、中学以降では使わない解き方が数多く出てきます。受験しない子がやらなくてよい勉強を、小学生のうちにすることになります。

環境が変わること 小学校の友達と別の中学校に進むことになります。これを楽しみに感じる子もいれば、不安に感じる子もいます。

この両面をお話ししたうえで、あらためてお子さま本人とご家庭の意思を確認します。当校が中学受験をお引き受けするのは、そのあとです。


3.難関校を目指すご家庭だけのものではありません

中学受験と聞くと、最難関校を目指して小4から週5日通塾する姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。それも一つの形ですが、すべてではありません。

当校が主に想定しているのは、京都文教、東山、大谷、龍谷大平安、京都先端科学大附属、花園、光華、平安女学院、聖母女学院、ノートルダム女学院といった学校です。校風も、共学か女子校か、大学附属かどうかも、それぞれ違います。

学校選びで見ていただきたいのは偏差値だけではありません。通学時間、校風、部活動、面倒見の程度、そして大学までの進路の考え方。お子さまが6年間を過ごす場所として合っているかどうかが、最終的にはいちばん大きな要素になります。

当校の合格実績

  • 京都文教中学校 Actαコース(授業料全額免除)
  • 京都文教中学校 Actαコース(授業料半額免除)
  • 東山中学校 エースコース
  • 大谷中学校 マスターJr.コース
  • 大谷中学校 コアJr.コース
  • 龍谷大学付属平安中学校
  • 京都精華中学校

奨学生・特待生としての合格は、これまでに複数名が達成しています。授業料の全額免除、半額免除、入学金免除など区分はさまざまですが、学費が中学受験の懸念材料になるご家庭にとっては、目指す価値のある目標だと考えています。

ただし、免除の基準は学校ごと・年度ごとに異なります。全員が対象になるものではありませんし、当校がお約束できるものでもありません。あくまで「可能性のある目標」としてお考えください。

なお、当校の中学受験指導は塾長が直接担当します。塾長は前職を含め、京都市内の私立中学校・公立中高一貫校の受験指導を長年担当してきました。


4.集団塾と個別指導、どちらが合うか

どちらが優れているという話ではありません。合う・合わないの問題です。

集団塾が合いやすいお子さま

  • 決められた進度についていける
  • 周りとの競争が刺激になる
  • 出された課題を自分で管理できる
  • 難関校・上位校を目指している
  • 同じ目標を持つ仲間がいるほうが頑張れる

上位校・難関校を目指すなら、大手集団塾の蓄積は大きな強みです。そこは率直に認めるべきところだと思っています。

個別で組み立てるほうが合いやすいお子さま

  • 教科によって得意・不得意の差が大きい
  • 集団の中では質問しにくい
  • 習い事を続けたい
  • 志望校に合わせて学ぶ内容を選びたい
  • 自分の理解度に合わせて進めたい
  • 小5・小6から受験を考え始めた

標準校・中堅校を目指す場合に起こりやすいこと

集団塾のカリキュラムは、多くの場合、上位校の入試を基準に設計されています。クラス分けはあっても、標準校・中堅校向けの対策が手厚いとは限りません。

そのため、志望校では出題されない範囲の学習に時間を使うことがあります。課題の量も上位校基準で出るため、こなしきれずに積み上がっていく。授業の終了時刻が遅く、生活リズムに影響が出ることもあります。課題の管理や送迎など、保護者の方の負担も小さくありません。

こうしたことが起きても、集団塾に問題があるわけではありません。多人数に一斉に指導する以上、避けにくい構造です。ただ、標準校・中堅校を目指すご家庭にとっては、負担と必要性が釣り合わないことがある、ということです。


5.小5から始めるとき、最初に確認すること

当校では、次の項目を確認したうえで学習計画を立てます。

学力面 算数の理解度(特に計算と文章題)、国語の読解力と語彙、小学校内容の積み残しの有無。理科・社会は志望校の受験科目に応じて確認します。

生活面 1週間に確保できる学習時間、習い事の曜日と頻度、家庭学習の習慣の有無、就寝時刻。

志望校 候補校、通学可能な範囲、学校説明会に行ったことがあるか。まだ何も決まっていなくても構いません。

学校のテストで90点・100点でも、油断はできません

ここは、はっきりお伝えしておきたいところです。

小学校のカラーテストは、その単元を理解しているかを確認するものです。範囲が限られており、直前に学習した内容が出ます。

一方、中学受験の問題や五ツ木・駸々堂テストは、複数の単元を組み合わせて出題されます。初めて見る形式の問題を、限られた時間で処理する必要があります。

学校のテストではほぼ満点だったお子さまが、初めて受けた模試で偏差値40台前半という結果になることは珍しくありません。これは学力が低いのではなく、測っているものが違うからです。

この差を早い段階で把握しておくと、その後の計画が現実的になります。


6.標準校・中堅校でも、基礎だけでは足りません

「難関校ではないのだから、そこまで大変ではない」

そう考えるご家庭がありますが、これは危険な見立てです。

標準校・中堅校の入試でも、小学校の教科書レベルをそのまま出す学校はほとんどありません。算数の文章題や図形、国語の記述問題など、学校の授業だけでは触れない形式の問題が出ます。

必要になるのは、次のような学習です。

  • 小学校内容を早い段階で終わらせる(特に算数)
  • 受験算数の解法を身につける
  • 文章題・図形問題への対応
  • 国語の読解と記述
  • 志望校の出題傾向に合わせた対策
  • 模試での現在地確認
  • 過去問演習と時間配分の練習

難関校向けの膨大な学習をそのまま行う必要はありません。ただ、やらなくてよい学習を削ることと、必要な学習を省くことは違います。当校が「無理のない受験」と言うとき、それは後者を指してはいません。


7.習い事と、学校の勉強について

習い事は続けられるか

「続けられます」と簡単には申し上げません。志望校、現在の学力、習い事の頻度によって変わるからです。

ただ、当校の指導は個別に時間を組むため、集団塾の固定時間割よりは調整の幅があります。小5の段階では両立できているご家庭が多く、小6の後半になるにつれて学習量が増えるため、そこで優先順位を決めていただくことになります。

大切なのは、その判断を直前に迫られるのではなく、あらかじめ見通しを持っておくことです。相談の段階で「いつごろ、どういう選択が必要になりそうか」をお伝えします。

学校の授業と宿題は、おろそかにしないでください

これは当校の方針です。

受験勉強を優先するあまり、学校の宿題を後回しにしたり、授業中に塾の課題を進めたりする。中学受験ではときどき聞く話ですが、当校はこれを認めていません。

理由は二つあります。学校の授業は基礎学力そのものであり、受験勉強の土台になること。もう一つは、目の前のやるべきことを飛ばす習慣は、中学以降まで残るからです。

家庭学習の時間には、学校の宿題の時間も別に確保していただくようお願いしています。

家庭学習の目安

1日1時間〜1時間30分。少なくとも週5日。

毎日でなくても構いませんが、週に5日は机に向かってほしいというのが当校の考えです。これに学校の宿題の時間が加わります。

この時間を確保できるかどうかは、中学受験を始める前に必ずご家庭で確認してください。ここが崩れると、どんな計画も機能しません。


8.s-Liveきょうと山科校の進め方

STEP1|教育相談(無料・約90分)

受験を考えた理由、志望校の候補、学校での成績、習い事、家庭学習の状況を伺います。中学受験のメリットとデメリットもここでお話しします。

お子さま本人の同席を原則としています。受験するのは本人だからです。

STEP2|現在の学力を確認する

算数と国語を中心に、現在の学力を確認します。小学校内容の積み残しがあれば、そこも把握します。

STEP3|小学校内容を早く終わらせる

まず、小学校で学ぶ範囲を前倒しで完成させます。特に算数です。小6の内容を早い段階で終えておかないと、受験算数と過去問演習の時間が確保できません。

この段階では、映像授業と演習を組み合わせた教材を使い、一人ひとりの進度に合わせて進めます。分かっている単元は速く、つまずいている単元は戻って学び直す。集団授業では難しい部分です。

STEP4|受験算数と読解に取り組む

小学校内容を終えたら、受験算数の解法に入ります。中学受験用の教材と、理解度に応じて出題を調整する学習システムを併用します。

国語は、文章読解の解き方を映像授業で学び、演習で定着させます。読解は「たくさん読めばできるようになる」ものではなく、解き方があります。小6の夏には国語の特訓講座を実施しており、抜き出し問題やことわざ・四字熟語など、点差のつきやすい分野を集中的に扱います。

理科・社会は小6からの開始を想定しています。小学校内容が早く終わったお子さまは、その時点から取りかかります。受験科目は志望校によりますが、実際には2科または3科での受験がほとんどです。

STEP5|模試を受ける

五ツ木・駸々堂テストを受験します。小6は必ず、小5は進捗を見て判断します。会場受験のみです。

教室で受けたほうが本人は気楽ですが、会場で受ける経験そのものに意味があります。知らない場所で、知らない受験生に囲まれて解く。入試当日と同じ状況を、何度か経験しておく必要があります。

模試の過去問を使った事前対策も行います。

STEP6|過去問と直前対策

志望校の過去問を使い、出題傾向と時間配分を確認します。どの問題を確実に取り、どの問題を捨てるか。得点戦略を立てるのはこの段階です。

面接のある学校を受験する場合は、面接練習も行います。想定される質問への答え方、入退室の作法、当日の服装や持ち物。保護者の方の心構えについても、必要に応じてお伝えします。学科試験の対策だけで手一杯になり、面接が後回しになるご家庭は少なくありません。

通塾回数

原則として週2回以上。これに加えて、土曜日の受験対策講座を月2〜3回実施します。日程が確保できる月は毎週実施します。

土曜講座は、中学生の定期テスト対策期間と季節講習期間には実施しません。年間のスケジュールは事前にお伝えします。

途中で通塾回数を増やすことも可能です。小6の後半には、多くのお子さまが回数を増やしています。

定員は5名です

中学受験の指導は塾長が直接担当し、通常の授業とは別に受験生専用の時間を設けています。担当できる人数と教室の広さから、同時に受け入れられるのは5名までとしています。

枠が埋まっている場合はお待ちいただくことになります。

受け入れ時期

小学5年生からの開始が基本です。

小学6年生からのご相談も承りますが、おおむね6月までとお考えください。それ以降は、現在の学力と志望校によって判断が変わりますので、まずはご相談ください。「もう遅いですか」と諦める前に、一度状況を見せていただければと思います。

なお、公立中高一貫校の適性検査型入試にも対応は可能ですが、私立入試とは準備の内容が大きく異なります。ご検討の場合は、その旨を相談時にお伝えください。


9.実際に指導したお子さまの例

これまでに当校から中学受験に臨んだお子さまの中から、開始時期の異なる3つの例をご紹介します。ご家庭からいただいた合格体験記の内容も、あわせて掲載します。

なお、いずれも「こうすれば同じ結果になる」という例ではありません。始めた時期も、そのときの学力も、志望校も違います。参考にしていただきたいのは結果ではなく、どこでつまずき、何を変えたかのほうです。


事例1|模試の偏差値が41から始まった(陵ヶ岡小学校)

小5の秋、学校のオープンキャンパスでプログラミング・ロボット教室を体験したことがきっかけでした。「ぼくここに行きたい」。そこから受験勉強が始まりました。

本格的なスタートは小5の冬です。

小6の5月、初めて受けた五ツ木・駸々堂テストの偏差値は41。志望校には遠く届きませんでした。7月に44。少し上がりましたが、まだ足りません。

保護者の方は、当時のことをこう書かれています。

夏に変えたのは、勉強量ではなくやり方です。

過去問を解き、間違えた問題を単元ごとに分類する。苦手だと分かった単元を徹底的に演習する。そして、解けなかった問題の解き方を一緒に考え、次に同じ形が出たときに使えるようパターンとして整理していく。

8月の模試で50。9月に55

10月には、ご家庭からの申し出で自宅学習の時間を確保するため、通い放題のコースに変更しました。11月の東山中学校プレテストで、合格可能性はB判定(ほぼ合格圏内)。

結果は、東山中学校エースコースと大谷中学校マスターJr.コースに、2日連続で合格

ご本人はこう書いています。

夏の時点で偏差値が届いていないことは、それ自体では失敗ではありません。残りの期間に何をするかが決まっているかどうかが分かれ目になります。


事例2|国語が最大の弱点だった(西野小学校)

入塾は小5の7月。まず取りかかったのは、受験対策ではなく学校で習う内容を早く終わらせることでした。受験勉強に入る前に、土台を作っておく必要があるからです。

受験対策を本格的に始めたのは小5の1月です。

学校のカラーテストはほぼ100点。それでも国語には課題がありました。文章を読む力そのものが弱く、模試になると点が取れない。小学校のテストと受験の問題では、測っているものが違うためです。

小6の夏、国語の特訓講座を受講しました。文章から必要な箇所を抜き出す解き方を身につけ、ことわざや四字熟語も並行して固めていきました。

保護者の方の記述です。

秋からは志望校の過去問に取りかかりました。最初は散々な結果でしたが、繰り返すうちに得点できるようになり、プレテストでは2回とも合格ラインに達しました。

結果は、京都文教中学校Actαコース(授業料全額免除)と大谷中学校マスターJr.コースに合格。受験は3科でした。

授業料全額免除は、入試当日の得点が上位10%に入った受験生が対象です。偏差値では大谷中学校のほうが上でしたが、本人の希望で京都文教中学校へ進学しました。


事例3|小6の6月から始めた(鏡山小学校)

もともと勉強することが好きなお子さまで、「中学受験をしてみる?」というご家庭での会話がきっかけでした。塾探しを始め、本人が「受験したい。もっと勉強がんばる」と言ったことで入塾を決められています。

開始は小6の6月。受験学年の途中からのスタートです。

保護者の方は「遅いのではないか」と不安を持たれていました。実際、この時期からの開始は簡単ではありません。ただ、このケースには有利な条件が一つありました。志望校が最初からはっきりしていたことです。

そこで、志望校から逆算した対策に絞りました。

  • 過去問を分析し、出題傾向の高い問題を中心に演習する
  • 理科と社会のどちらで受験するかを、模試の結果から判断する
  • 1回目のプレテストに向けて、そこに集中する
  • 2回目のプレテストは、1回目の出題傾向を分析し、類題を演習する
  • 過去10年分の過去問から、出やすい問題を抽出して徹底演習する

理科と社会の選択は、印象に残っている判断です。ご本人は社会が得意だと感じていましたが、模試の結果を見ると理科のほうが得点が取れていた。数字に従って理科を選びました。

11月の2回目のプレテストで成績が伸び、合格可能性が上がりました。

結果は、京都文教中学校Actαコースに合格(入学金免除)

ご本人の言葉です。

短い期間で結果を出すには、志望校が定まっていることと、やらないことを決める判断が必要になります。誰にでも当てはまる方法ではありません。


学校選びは、偏差値の順番どおりにはなりません

上の事例のうち2件は、偏差値がより高い学校にも合格していながら、本人の希望で別の学校へ進学しています。

小4から通っていた音羽川小学校のお子さまも、オープンスクールで学校の雰囲気に触れ、同じ小学校の友人と一緒に通いたいという気持ちから志望校を決めました。当初は中学受験を考えていませんでしたが、小5の2月に受験コースへ変更。京都文教中学校Actαコースに授業料全額免除で合格しています。

保護者の方は、こう書かれています。

学校見学に足を運ぶことをおすすめしているのは、このためです。本人が「ここに行きたい」と思えるかどうかが、その後1年以上の勉強を支えます。


参考|私立小学校への編入に挑戦したケース

中学受験ではありませんが、記録として残しておきたい例があります。

私立小学校の編入制度を知り、「挑戦してみたい」とお子さま自身が決断したのが、受験日の約1ヶ月前でした。それまで学校以外の特別な勉強はしておらず、受験に関する予備知識もない状態です。

保護者の方が複数の塾に相談されたところ、いずれも期間が短すぎるとの返答でした。

当校でお引き受けしたときにお伝えしたのは、「ダメもとで挑戦してみましょう」ということです。合格を約束したわけではありません。残された時間でやれることをやってみる、という前提でした。

結果として合格されましたが、短期間でも大丈夫という話ではありません。同じ条件で同じ結果になる保証はどこにもない。ただ、挑戦する前から諦める必要もない、ということです。


10.当校の中学受験が向いているご家庭

  • 標準校・中堅校を中心に考えている
  • 難関校一辺倒の進め方には違和感がある
  • 小5・小6から受験を考え始めた
  • 志望校がまだ決まっていない段階から相談したい
  • 集団塾のペースについていけるか不安がある
  • 教科によって得意・不得意の差が大きい
  • 習い事や家庭での生活も大切にしたい
  • 家庭学習の進め方まで含めて見てほしい

反対に、向いていないご家庭

  • 最難関校の合格を最優先している
  • 大量演習と順位競争のある環境を望んでいる
  • 家庭学習をせず、塾だけで完結させたい
  • 学習時間を増やさずに合格する方法を探している

最後の項目については、はっきり申し上げます。そのような方法はありません。

当校が減らそうとしているのは、志望校に必要のない学習と、過剰な競争です。必要な努力そのものを減らすことはできません。


11.小5の今、していただきたいこと

中学受験をするかどうかにかかわらず、この時期にやっておくと後が楽になることがあります。

1. 中学受験を考えた理由を、ご家庭で言葉にする きっかけは何だったか。何を期待しているのか。ここが曖昧なままだと、途中で迷いが出ます。

2. 通える範囲の学校を調べる 通学時間、校風、進路実績。まずは知ることからです。

3. 学校説明会や見学会に行く お子さま本人を連れて行ってください。本人が「行きたい」と思えるかどうかは、その後の1年半を左右します。

4. 現在の学力を確認する 学校のテストの点数だけでは分かりません。受験の物差しで測る必要があります。

5. 1週間に使える時間を数える 習い事、学校の宿題、睡眠時間を書き出して、残った時間を確認してください。

6. 相談する 1から5までを一人で進めるのは大変です。整理をお手伝いします。


中学受験を決める前の教育相談も承っています

中学受験をするかまだ決めていない。志望校も決まっていない。集団塾と個別指導のどちらが合うか分からない。

その段階からご相談いただけます。

現在の学力、学校での学習状況、習い事、ご家庭で確保できる学習時間を確認したうえで、中学受験を選ぶ場合にどのような準備が必要になるかをご説明します。中学受験のメリットとデメリットも、包み隠さずお話しします。

教育相談は無料、所要時間は約90分です。 お子さま本人のご同席をお願いしています。

相談を受けたからといって、その場で受講を決めていただく必要はありません。「今回は受験しない」という結論になっても構いません。

なお、中学受験コースの費用については、教育相談の際に詳しくご案内いたします。

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