s-Liveおおさか西宮原校ではグループワークやゲームを通して楽しく思考力を養う、新クラスが開講いたしました。
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令和3年1月7日(木)は、当日参加予定の子供用に内容をアレンジして、 「説明ゲーム」 というものを行ないました。
こちらの内容をご紹介します。
ルール①絵を描く人と説明をする人に分かれます。
②説明をする人はジェスチャーなど身振り手振りは一切なしで、お題の絵を言葉だけで説明します。
③絵を描く人は質問は一切なしで、言われた指示通り絵を描きます。
④全ての説明が終わったら全員で答え合わせをして、あらかじめ決められた得点を獲得できます。
⑤獲得できた点数に応じて金賞・銀賞・銅賞のどれかのお菓子をもらえます。
説明ゲームのポイントはいかに相手に伝わりやすく説明できるかということ。
そのためには説明する順番が重要です。
例えばこのお題で3つのコップを説明する場合、
①左下にコップが3つあります。
②真ん中のコップが一番大きいです。
③両端のコップは同じ大きさです。
④コップの色は全て黄緑色です。
という順番で、描き手のペースを見ながら情報を少しずつ与えなければなりません。
もし順番が
①黄緑色のコップがあります。
②場所は左下です。
③両端のコップは同じ大きさです。
④真ん中のコップが一番大きいです。
という順番で説明するとどうなるでしょう?
描き手としては頭の中でイメージがしにくいはずです。
このように、
ある目的を達成するために順序だてて論理的に考え、結果を出していく力を「プログラミング的思考」といいます。
「プログラミング的思考」は小中高大学生だけでなく、
社会人になっても必要なスキルです。
「決まった問題を素早く解く力」以上に
「問題がどこにあるかを明らかにし、解決の手順を示す力」が求められます。
今回の取り組みでは最後に「説明の仕方をどのように改善すればもっと正確なイメージを伝えることができたか」をフィードバックしました。
今回はお子様に説明をする人になってもらいました。
簡単な問題~難しい問題まで作成しましたが、ほとんど説明することが出来ました。
特に相手に伝わりやすいように「ドーナツみたいな感じ」と例えをあげてうまく伝えることができていました。
そのほか、詳細な説明もうまくできており、思った以上に完成度の高い絵を作り上げることが出来ました。
お題とほぼ同じ絵を指示することができていましたが、
説明をする順番が不十分で、絵を描く側が戸惑ってしまうという場面が何度かありました。また、最初に絵の詳細を説明してしまい、描く位置がずれてしまうということもありました。
説明をする際に「真ん中にオレンジとイチゴがあります。」というように、
だいたいの全体像を伝えてから、縦にならんでいるのか、横に並んでいるのか等、
細かい情報をどんどん付け足していくと、相手もイメージしやすく、理解しやすいということを教えました。
完璧ではないものの、かなりの高得点を取れていたので
銀賞のお菓子を渡しました。
渡す際に「おうちに帰ってお母さんに食べてもいいと言われたら食べること」を約束しました。
おうちに帰ってからもお母さんから嬉しい報告を頂きました。
「先生と絵の説明をしたり、お話して難しかったけど楽しかった!銀賞だったから少し悔しかった…」と言ってくれていたようです。
今回うまく説明できなかったところを「どうすればいいか」考えて、次回は金賞のお菓子を持って帰ってくださいね(^^)