京都府
きょうと山科校
京都市山科区厨子奥若林町60ー1松本ビル2階
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2025年6月2日 09:30
「スマホ、机の上にあるけど…別に見てないし」
そう思ってるキミ、もしかして勉強がはかどらない理由、気づいてないかも。
通知はオフにしてる。画面も伏せてる。なのに、なんとなく集中できない——
それ、スマホが“鳴らなくても”脳に影響を与えてる証拠かもしれません。
この記事では、「スマホ=悪者」と決めつけず、
スマホがそばにあっても集中力を守れる“勉強バリア”の作り方を、
わかりやすく、今日から実践できる形で紹介していきます。
スマホも勉強も、どっちも大事。
だからこそ、「自分の集中を守る方法」を知っておくことがカギなんです。
さあ、キミの“集中力”を守る15分のバリア、今日からはじめてみよう。
勉強しようとしているとき、スマートフォンの画面を伏せて置いていても、なぜか集中できない。
そんな経験、ありませんか?
それ、気のせいではなく「注意残余(ちゅういざんよ)」という心理現象が関係しているんです。
これは、ある物事が終わらなかったり、途中だったりすると、人は無意識にそれを気にし続けるという現象。
つまり、「あの通知、誰からだろう?」「SNSの続き、見たいな…」という思いが脳に残って、注意力を奪っているのです。
この現象は、実際に大学の研究でも明らかにされていて、勉強中にスマホが視界に入っているだけで、集中力や記憶力のパフォーマンスが下がることが証明されています。
そして厄介なのは、自分ではそれに気づきにくいということ。「私は気にしてないよ」と思っていても、脳はしっかり反応しているのです。
「通知はオフにしてるから、集中できるよ!」と思っている人も多いはず。
もちろん、それは正しい第一歩。でも、実はそれだけでは不十分です。
なぜなら、「通知が来るかも」という期待や予測そのものが、脳のリソースを奪っているからです。
スマホの通知がある生活に慣れていると、音が鳴らなくても、脳は“次の通知”を待ち構えてしまいます。
これが「無音でも集中できない」理由。
特に、SNSで多くの知り合いとつながっている人ほど、“誰かが何かを発信しているかもしれない”という気持ちが無意識に心を占めてしまいます。
これは、通知という「刺激」がなくても、頭の中に“通知の幻”が鳴っているような状態なのです。
「じゃあ、スマホを伏せて置いておけば大丈夫?」と思うかもしれません。これも残念ながら、NOです。
スマホという存在自体が、私たちの脳にとって「刺激のカタマリ」なんです。
伏せていても、「そこにあるだけで気になる」のは、スマホが日常の楽しさ・人とのつながり・エンタメなどの象徴になっているから。
例えるなら、ダイエット中に目の前にケーキが置いてあるようなもの。食べていなくても、「気になる」し、「我慢している」ということで、脳が余計に疲れてしまいます。
つまり、スマホを見ていなくても、集中の邪魔はされているというのが現実。ここに気づけるかどうかが、“集中バリア”を築く第一歩なのです。
集中バリアの第一歩は、視界から誘惑を消すこと。
でも「スマホを部屋の外に出せ!」みたいな極端な方法は、正直むずかしいですよね。
そこでおすすめなのが、「環境スイッチ」の考え方。
これは、「ここに座ったら勉強モード」というスイッチを、自分でつくる方法です。
例えば、
・机の上には教科書と筆記用具だけにする
・スマホは専用の“置き場所”に決めておく(目に入らない場所がベスト)
・机の左側には「勉強するもの」、右側には「使ったあとのもの」を置く
こうすることで、机そのものが「集中の場所」として脳にインプットされます。毎回この環境を整えることで、“座るだけでスイッチが入る”状態が自然にできあがっていきます。
集中力が長く続かないのは、当たり前。人の集中力には限界があります。だからこそ、無理して1時間やろうとせず、「まず15分だけ」と決めてしまうことがコツ。
ここで登場するのが、タイマーです。
ポイントは、スマホのタイマーを使わないこと。
せっかく集中モードに入ろうとしているのに、スマホを手に取った瞬間、通知やホーム画面が目に入って気が散ってしまいます。
おすすめは、100円ショップなどで買える「アナログのキッチンタイマー」。
カチカチと音が鳴るタイプでもOK。物理的なタイマーなら、スマホを遠ざけたまま集中時間を管理できます。
勉強を始めるときに、「15分」とセットして、タイマーが鳴るまで他のことは一切やらないと決めましょう。
たったそれだけで、脳のスイッチが“全集中モード”に切り替わるのです。
では、スマホの置き場所はどこがベストなのか?
答えは――「バッグの中」または「引き出しの中」です。
重要なのは、視界から消すこと。
人の脳は、“目に見えるもの”を優先的に処理するので、机の上に伏せて置いてあるだけでも、脳はチラチラ意識してしまいます。
バッグや引き出しに入れると、「スマホがそこにある」という意識自体が弱くなります。
しかも、“取り出す”という行動が必要になるため、つい触ってしまうことも減るのです。
もう一つの裏技は、スマホの上に「勉強中」と書いたメモを置いておくこと。
これ、自分にメッセージを送る心理テクニックで、「今は集中する時間だよ」と脳に再認識させる効果があります。
スマホに負けない集中力をつくるには、「1回頑張る」だけじゃなくて、1日の流れの中に“集中習慣”を組み込むのがカギです。
【朝】
・起きてすぐスマホを見ない(目覚ましに使っているならすぐバッグに戻す)
・顔を洗って、軽くストレッチ or 深呼吸
・学校に行くまでの10分を「15分バリア」の練習タイムに → 教科書を1ページ読む、漢字10個だけ書く、英単語10個だけ覚える
朝の時間は、「小さくても自分に勝った」という成功体験をつくるのが目的です。
【昼】
・学校での休み時間や昼休みにスマホを見すぎない
・授業中に「あとで調べよう」と思ったことは、紙にメモ
・家に帰ってからの「15分バリア」用に、今日やることをリストアップ
昼は、スマホとの接触をできるだけ“短く・目的あり”にするのがポイント。
つい無目的にSNSを開くと、あっという間に10分以上たってしまいます。
【夜】
・夕飯後に1回、「15分バリア」チャレンジ
・勉強が終わったら、ごほうびとして“決めた時間だけ”スマホタイム
・寝る1時間前にはスマホを手放す(部屋の外に置けると◎)
夜は、スマホと距離を取る工夫が重要です。 スマホの光や刺激は、眠りの質を下げる原因になります。
寝る直前までSNSを見てしまう人は、朝の眠気・集中力の低下にもつながってしまいます。
「通知が気になる」「誰かからメッセージが来てたらどうしよう」と思うのは、誰にでもあること。
だからといって我慢するだけでは、逆にストレスになります。
そこでおすすめなのが、「見る時間をあらかじめ決めておく」方法です。
たとえば:
・学校が終わってから30分だけSNSチェックOK
・夜の勉強後に20分だけ返信タイム
・通知はすべてオフにして、「自分が開くときだけチェックする」設定にする
このようにすると、「今見なくても、あとで見られる」と安心できて、集中を妨げる“気になる感”が減るのです。
また、通知をアプリごとに厳選するのも有効。 LINEやInstagramなど、使うアプリが多い人ほど「本当に必要な通知」だけが届くように整理すると、気になる頻度がぐっと下がります。
スマホを完全に手放す必要はありません。
むしろ、「使い方」を変えることが大事です。
そこで提案したいのが、「ごほうびスマホ」ルール。
たとえば:
・15分の勉強が終わったら、5分だけ好きな動画を見る
・英単語50個覚えたら、SNSを10分だけチェック
・3日連続でバリアチャレンジ成功したら、週末に30分スマホ解禁
このように、スマホを努力の見返りとして使うと、モチベーションもアップ。
「スマホ=悪者」ではなく、「頑張ったら楽しめるツール」になるので、ストレスも少なくなります。
さらに効果を上げるには、スマホを“楽しむ時間”としてしっかり味わうこと。
勉強の合間にダラダラ触るのではなく、時間を決めてスパッと使う。
それが、スマホとうまく付き合う最大のコツです。
どんなに頑張っても、集中が途切れる瞬間はあります。
でも大丈夫、“切れた後”にどう対応するかがポイントです。
まず試してほしいのが、「3分だけリセット法」。
やり方はとても簡単:
1.スマホを一切触らず、机の上からすべてどかす
2.目を閉じて深呼吸を3回する
3.タイマー(もちろんアナログ)で3分だけカウントする
4.カウント中は、机に座ったまま何もせず、“次にやること”を1つ決める
この方法で、頭の中にたまったモヤモヤや「なんとなく気が散る」がスッとリセットされます。
それでも気持ちが乗らないときは、場所を変えてみるのも手。
たとえば、立って読む、階段の一段で単語帳を開くなど、「いつもと違う姿勢・場所」が脳に刺激を与え、再び集中モードに入りやすくなります。
「自分はスマホに依存してるのかな?」と感じたとき、以下のチェックリストで確認してみましょう。
このリストは、自分で“気づく”ためのツールです。
✅ 気がつくと手にスマホを持っている
✅ スマホを触るつもりがなかったのに、SNSを開いていた
✅ 勉強の合間についスマホを見て、15分以上経っていた
✅ 通知がないのに画面を確認してしまう
✅ 見る理由はないけど「とりあえず開いてしまう」
このうち3つ以上当てはまったら、ちょっと注意です。
ただし、ここで大事なのは「ダメだ」と思うことではなく、
「じゃあ、どう変えていこうか?」と考えることです。
このマニュアルの内容を実践しているだけで、依存の“気づかないクセ”を徐々に手放すことができます。
どんなにいい方法でも、続けなければ意味がない。
集中バリアを習慣にするには、「見える化」と「小さな成功体験の記録」がとても役立ちます。
おすすめなのが、「集中バリアカレンダー」。
1日ごとに、“できた”ら〇、“できなかった”ら×をつけるだけのシンプルなものです。
これをノートの端や、壁に貼ったカレンダーに書き込んでいきましょう。
また、「15分集中×3回チャレンジ」や「通知オフ24時間チャレンジ」など、自分だけのバリアチャレンジメニューを作って記録するのも楽しく続けるコツです。
記録をつけることで、「今日はできた」「あと2日で1週間連続だ!」と達成感が得られ、スマホの誘惑よりも“続けたい気持ち”が強くなっていきます。
そして何より、「がんばっている自分」が目に見える形になるので、自信がぐんと育ちます。
集中できるようになると、テストの点数が上がる――もちろんそれは大きな成果ですが、実はそれ以外にも、毎日の“中身”がガラリと変わります。
変化①:「やるべきこと」が早く終わる
集中して取り組めると、同じ問題でも解くスピードがアップ。
ダラダラ勉強していた時間がグッと減り、自由時間が増えるようになります。
変化②:「自信」が生まれる
集中できた日は、「今日、がんばれたな」と思えるもの。
この積み重ねが、自分を信じる力=自己肯定感につながります。
変化③:イライラや不安が減る
「やらなきゃ」と思いつつ、スマホを触って時間をムダにすると、なんとなくモヤモヤしたり落ち込んだりしますよね。
でも集中できるようになると、「ちゃんとできた!」という達成感が残り、気持ちも前向きになります。
ここまでの章で、スマホが“集中の敵”になりやすい理由を見てきました。
でも、本当に大切なのは、「どう付き合うか」です。
スマホは、使い方次第で最高の勉強サポーターになります。
たとえば:
・音声学習アプリで英語のリスニングをする
・タイマーや習慣記録アプリで集中バリアの管理をする
・学習系YouTuberの動画でやる気をアップさせる
・スマホの壁紙に「集中しよう」と一言メッセージを表示する
「ただ触る」から「意味のある使い方」へシフトできれば、スマホは“敵”ではなく“味方”に変わります。
これまで読んできたあなたには、もう十分すぎる準備があります。
大切なのは、「いつかやる」ではなく――「今すぐ、1回やってみる」こと。
1日15分、スマホを引き出しにしまい、タイマーを回してみましょう。
そして15分間、机に向かって勉強してみる。それだけでいいのです。
うまくいかなくても大丈夫。最初はみんな集中が続かないもの。
でも、少しずつ、「できた」という感覚があなたの集中力を育ててくれます。
スマホがあっても、あなたは集中できる。
その力を、今日この15分からはじめてみませんか?
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